2011年8月30日火曜日

福島第一 原子炉建屋上部空気中の放射性物質分析結果

一号機
二号機

まずどちらI-131は検出されていません。ということは新たな核反応は起こっていないということでしょうか?CSは検出されますがこれも基準値以下ということらしいです。これを持っても新たな放射能はほとんど放出されていないと言っていいと思います。


福島県の野菜:いわき市のなしとイチジクも

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon230828-29v.pdf

MEXT航空機モニタリングとnnistarさんの放射線量マップ(宮城 福島 栃木 茨城のみ表示)を並べてみた

http://twitpic.com/6dh518

早野先生よりお借りしました<(_ _)>

<急性白血病>福島第1原発作業員が死亡 東電が発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000040-mai-soci

>東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。


今回と関係ないけど事前の健康診断では異常はないと。う~ん。これだけではわからない。

福島県産の食物

玄米
豚肉・鶏肉
原乳

それぞれほとんどNDですね。

ワカサギから放射性セシウム=赤城山の大沼―群馬県

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00000150-jij-soci

> 群馬県の有名観光地の赤城山・大沼(前橋市)のワカサギから、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える640ベクレルの放射性セシウムが検出されたと県が29日、発表した。


当然のことながら海よりも川、湖の魚の方が高いことは予想されます。特に赤城山は結構高かったので要注意ですね。

8月2日公表の「文部科学省による放射線量等分布 マップ(線量測定マップ)の作成について」

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/senryou_map/2011/08/5600_081218.pdf

土壌採取と飛行機モニタリングの比較です。大体あってますね。飯館といわき市の最北部は高いですね。

2011年8月29日月曜日

下痢は増えていたのか:涼風庵徒然より

http://windycotage.blog66.fc2.com/blog-entry-552.html

このように、福島県も関東ホットスポットと言われているところも東京も、「下痢が多発している」という事実はなかった、というしかありません。
 まず、落ち着いて事実を確認することが大切なんだなとしみじみ思います。



その通りで何でもかんでも放射能に結びつけて考えてしまうのは良くないと思います。風評被害以前の問題ですね。私もついつい、あれ、この病気もしかして・・・と考えないでもないですが、それはちゃんとした裏付けを取ってから言わないと・・・今のセシウム危険!というのも同じじゃないかと。じゃあどんな病気が有意に増えましたか?と聞くと誰も答えられない。それなのに当たり前に危険と思われている。データがないはずの人がこうなりそうだと不安をあおっている。やはり一度冷静に考え直してみるべきでは?

2011年8月28日日曜日

原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘

http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY201108270350.html

東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。


当時医療の現場でも意見は分かれました。持っていても配布もしないヨード剤を待っていても仕方がないと一部の人たちはヨウ素入りのうがい薬を飲み始めました。ヨウ素の服用が重要なことを知っている医師は飲むのを勧め、その後そんな量では効果がなく、副作用が危険だから服用させるべきではないという主張をする専門医グループの公式見解があり、服用しなくなったという経緯があったかと思います。配布をしなかった国や自治体に責任があるのは当たり前ですが、その専門医グループの見解をぜひ聞いてみたいと思います。

2011年8月27日土曜日

チェルノブイリ避難基準と20mSv/yは同じこと

http://togetter.com/li/179877

難しい計算は理解できませんが、結果だけ読むと20mSv/yは妥当ということです。0.5μSv/hというのは解釈間違いかも・・・

白米は未検出、出荷へ 県内早場米、一部玄米で微量セシウム 

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon230825-26r.pdf
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9882347&newsMode=article
県内の早場米の放射性物質検査で、県は26日、二本松市(旧大平村)で収穫された玄米から食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を大幅に下回る22ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県産米からの検出は初めて。ただ、白米にした検査では、放射性セシウムは検出されなかった。県はこの日検査した4地域のうち、旧大平村を含む3地域の早場米の出荷を認めた。


22Bqだとほんとに検出限界ギリギリ。白米にすれば検出下限を下回るでしょう。もっとも心配していた二本松で大丈夫であれば一安心ですね。

2011年8月26日金曜日

「国家を管理できなかった菅首相」森本敏・拓殖大大学院教授

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110826/plc11082601020000-n1.htm

>民主党は国家組織を管理することができない。責任を分散させ、権限関係を不明確にして事態を混乱させるのは、首相が市民運動出身だからだ。菅政権はNGO(非政府組織)のような動きをした。誰がどこでどんな活動をしているか分からない政権だった。(談)

確かに震災後全ての機能が止まったように見えました。私は菅首相だけのせいとは思えませんが・・・やはり長年日本を担ってきた政党から0から始まる政党に渡した直後に起こった悲劇なんでしょうね。

【再検証・菅首相の原発事故対応】

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110825/plc11082522510013-n1.htm

>「東電のばか野郎が!」。首相の菅直人が、福島第1原子力発電所事故をめぐり東京電力への怒りを爆発させたのは3月15日、東日本大震災の発生から4日後のことだった。本紙は同月11日の大震災から1週間後の検証記事で「東電が後ろ向きな姿勢だったことに、菅が不信を募らせた」とした。だが、その後分かってきたのは、現場を理解しない上スタッフも信用せず、イライラを「東電不信」という形でぶつける最高指揮官の姿だ。冷静さを失った菅が自ら作り出した「東電不信」-。首相は26日、正式に退陣を表明するが、東日本大震災を「天災」から「人災」に変質させた首相の混乱ぶりを改めて検証する。(今堀守通)

ついにおやめになりますね。国民の気持ちとしてはとにかく早く何とかしてくれと祈るように応援していたんですが、実情はこんなものだったんですね。(T_T)

2011年8月24日水曜日

さよならウラン、こんにちはトリウム

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110405/219323/

> 中国の科学者たちは有害廃棄物がウランより1000分の1以下になり、トリウム溶融塩炉は、本質的に悲惨な事故を起こしにくいシステムなのだ。


おそらく今後このような形で原子力は続いていくのかも。より安全な形で改良されていく必要はあると思います。日本の原子力関係の方々もこれでいいではなく、常により安全なものを求めていってもらいたいものです。

2011年8月23日火曜日

<放射線量>福島県も高さ1メートルのデータ報告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110822-00000075-mai-soci

ようやく統一ですね。子供の顔の高さとかいろいろありましたが、とにかく統一してないと比較ができませんので。いろいろとデータがそろってきて、だんだん信頼できるよりどころが出来つつありますね。これからは放射能と生きて行かなくてはなりませんので、一般常識として学校でも教育しなければならないでしょう。

武田邦彦氏が、「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」と主張していることに対する反論

まずはこれを読んでください。
1年1ミリ被曝した人がガンにかかる確率は0.5%
ちょっと待ってくださいよ。東日本で年間1mSv以下の場所を探す方が大変ですって!
これだけたいそうなことを書くんですからこんな数字は間違ってはいけません。
100mSv/yの間違いですよね?
ということであれば政府の決めている年間20mSvははるかに安全という結論になってしまいますけどいいんですか?武田先生?
詳しい解説はこれを!

茨城県鉾田市で検出された玄米中のセシウムについて

http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110819_01/

茨城県鉾田市二重作

まずは定量下限値が20Bq/kgで23・29Bq/kgというのは誤差と考えてもいいほどの小さい値ということ。

さらには高知県と宮崎県でも しかも精米です。

既報の通り1960年代、私が食べ盛りでたらふく食べていた自家製米にはこれほどのセシウムが含まれていました。
日本人というのは生真面目ですから、規制値が500bq/kgだというのにそれ以下もこれほどの精度で測定し、公表してしまいます。規制値以下であれば同じだと思ってもいいんでしょうけどねえ。
これではちょっとでも検出されたところの米は売れなくなってしまいます。

しかしこれを見てもわかるとおり3年後には1/10になるんですね。ちょっと安心。(^O^)

2011年8月21日日曜日

警戒区域 継続区域は土地買い取りも

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110821/2010_kaitori.html

政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射線量が極めて高いなどの理由で、相当長期にわたって帰宅が困難な、原発周辺の一部区域については、当面、警戒区域のまま解除しない方向で、こうした区域の土地については、国が買い取るなどの対策も検討していくことになりました。


妥当でしょうね。そして県内の放射性廃棄物は一時集めるしかないでしょう。全国および最終的な処分場とするかどうかは別として、一時保管所を作るしかないでしょう。

汚染水の処理能力1.5倍に

汚染水の処理能力1.5倍に

東京電力福島第一原子力発電所では、18日から本格的に動き始めた新たな汚染水の浄化装置の運転が軌道に乗り、汚染水の処理能力は従来の1.5倍に増えました。


これで計算上、当初の予定通りの処理量をこなすことができるはず。サリーちゃんの能力は極めて高いですね。さすが国産!たぶんこれは輸出できるものですね。アメリカ、フランスに売って元を取らなきゃ・・

原発周辺、長期間住めないと判断…首相陳謝へ

原発周辺、長期間住めないと判断…首相陳謝へ

政府は20日、東京電力福島第一原子力発電所事故で高濃度の放射性物質に汚染された周辺の一部地域について、長期間にわたって居住が困難になると判断し、警戒区域を解除せず、立ち入り禁止措置を継続する方針を固めた。


分っていたことではありますが、厳しい状況ですね。私の知り合いはとっくにあきらめていたようで、住むのが無理なのはわかっているから、出入りだけでもさせてほしいと希望していました。

1号機原子炉 100度下回る

1号機原子炉 100度下回る

>東京電力福島第一原発では、原子炉の温度が安定的に100度を下回る「冷温停止」の状態を目指して、事故の収束に向けた冷却作業が続けられています。
こうしたなか、1号機では19日の午後11時、原子炉周辺の19か所に設置されたすべての温度計が100度を下回ったことが分かりました。

一号機が冷温停止の入口に立ったというところでしょうね。マスコミはいろいろと批判してましたが、それでも言われていたペースよりも早く行程は進んでいると思うんですが・・・当然いろいろと足りないところ、不十分なところはありますが。

2011年8月19日金曜日

主要穀類と農耕土壌の年度ごとの値

主要穀類と農耕土壌の年度ごとの値

要注意:単位はmBq/kg です。

ちなみに私が食べ盛りだった1970年ごろはCsで0.2~2Bq/kg程度はあったということですね。今回の玄米でもっとも高かったところで2.4Bq/kgでしたので同じくらいでしょうか?

福島県及び茨城県沖における海域モニタリング(海底土)結果<第三報>(ストロンチウム



近海での海底土でのストロンチウムは検出されなかったということです。
と、いうことは?
1.F1近くの海にのみ存在
2.希釈されて検出されない程度になった

登米町の市内の稲と水田土壌に含まれる放射性物質の測定結果

登米町の米と土壌の放射線値

出ているところで2.4Bq/kg、土壌では73Bq/kg。
ということは土壌で70Bq/kg程度だとほとんど検出限界なのかな?

内部被ばく検査殺到 南相馬市、受け付け中止

南相馬市立のWBC

福島第1原発事故を受け、南相馬市が市立総合病院で始めた「ホールボディーカウンター」による内部被ばく量検査に希望者が殺到している。

どうやら精度に問題があるそうですが・・・ホールボディーカウンタ(WBC)は必要ですね。

高崎CTBT検出器のセシウム汚染

高崎CTBT検出器のセシウム汚染

ずっと高かったんですが、検出器が汚染されていたそうです。(--〆)
今はずいぶん低いですね。お粗末!

2011年8月18日木曜日

驚愕!サリーの性能!!

驚愕!サリーの性能!!

なんと!ほとんどの資料でNDに!!さすが国産ですね。頑張れ!サリーちゃん!!

各地の玄米の放射線値

福井県


いずれにしても現時点では玄米からは検出されていないそうです。
コメに関しては一安心かな(^O^)/

水産庁 水産物放射性物質調査結果(時系列版) 8/17更新


各都道府県等における水産物放射性物質調査結果地図

残念ながらいわき沖、北茨城沖は高いですね((+_+))
ただ、当然のことながらもっと高いのは川や沼の魚。
要注意です。
それ以外のところはあまり心配しすぎないで食べようと思います。

宮城県・福島県・茨城県沖における海域モニタリング(海底土)結果<第六報



南茨城、ちょうど潮目のあたりの海底土の濃度が高くなってますね。想像できます。そのあたりの貝、深海魚、海藻などは要注意だと思います。とにかく出口調査を!日本の技術ならすぐにでも出来ると思います。

Bloggerの新しいエディタが使えません!

どういうわけか新しいエディタが使えなくなってます。
紹介したい記事も結構あるんですけど遅れてます。

2011年8月16日火曜日

第二セシウム吸着装置(サリー)試運転開始

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110803d.pdf

> 東京電力は、福島第一原子力発電所で原子炉から漏れ出した高濃度汚染水を浄化する新しい装置の試運転の作業を16日正午過ぎに始めたと発表した。
同装置は、東芝などが製造した「サリー」と呼ばれるもので、特殊な鉱物などで放射性セシウムを吸着する。故障が相次ぐ米キュリオン社製の吸着装置を補い、安定した処理を目指す。



国産の装置がようやく稼働。本来これは事故が起きる前に完成させておくべきことですね。でも国産の装置が稼働できたということはいいことです。9月10月にも続くそうですので期待しています。

2・3号機取水口 Cs濃度低下

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110814/k10014907801000.html

>東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、13日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、いずれも前の日に比べ10分の1ほどに低下しました。


ときどきいいニュースが聞こえてくるようになりました。暑さに気を付けて頑張ってくださいね。

原子力安全庁は不適当です:首相官邸にメールしました。

年齢 :
http://www.kantei.go.jp/

内容

性別 :
住所 :
福島県
テーマ :
原子力安全庁は不適当です
ご意見・ご要望 :
福島県いわき市で医療に携わっているものです。
今回の原子力安全庁新設に関して、その設立趣旨からもネーミングは不適切です。
まず「安全」ありきであり、安直な原子力行政の推進につながりかねません。
我々が求めているのは規制、制限、監視であり、たとえば「原子力監視庁」
などの抑制的なネーミングにしていくことを強く要望いたします。
よろしければ送信ボタンを押してください。




何とか考え直していただければいいんですけどね。

2011年8月15日月曜日

内部被ばくのリスク評価について

http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/Internal.htm

内容は難しそうですが、おそらく結論はここでしょう。

>チェルノブイリでの事故では、事故処理に動員されて大量被ばくしてしまった不幸な犠牲者を除けば、「人々がばったばったと倒れて亡くなっていく」というようなことはおきていない(とぼくは理解している)。 「スウェーデンでガンが増えたかも」という有名なトンデル論文も、「目に見えてガンになる人が増えて大変だ~っ!」と言っているわけではなく、ガンになる人は元々たくさんいるわけで、その人数を詳しく分析して、いろいろな仮定にもとづいて統計処理すると、原発事故の影響が見えるんじゃなかろうか --- と言っているだけなのだ(そして、その結論にはかなりの議論がある)。 一方で、チェルノブイリ事故のあと子供の甲状腺ガンが増えたとき、当初は少なからぬ専門家が事故との関連を認めなかったにもかかわらず後になって因果関係がはっきりしたという教訓も重要だ。 今の段階では万人が認めていなくても、実際には被害があったということが明らかにされる可能性はいつでもあると覚悟しておくべきだろう


そういうことなんですね。そしてデータが増えていけばいくほど新たな発見の可能性は減っていきます。今はそのデータを蓄積している段階。将来の子供を救いたいのであれば実験材料などという自分本位の考え方を変えて、データの解析に協力すべきだと思います。

「原子力安全庁」設置を決定

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110815/t10014913281000.html

新たな原子力安全庁は、稼働中の原発の安全を管理したり、定期検査が正しく行われているかをチェックするほか、原発事故が発生した時の初動対応も担います。


もうすでにネーミングに意図が感じられます。


「原子力監視庁」とか「原子力規制庁」とか目的を明確に表すネー​ミングにすべきだと思います。「原子力安全庁」では原子力は安全​だと推進する庁とも取られ兼ねません。(H氏)


全く同感です。我々が求めているのは安全性のアピールではなく、安全に運営するための規制なり制限なりです。これでは元の木阿弥でしょう。



福島の桃、食べまくってきました

嫁の実家に一時帰省。親戚回りした際、次々と福島の桃が。一口食べただけでもう止まりません。セシウムは暫定規制値よりもはるか下、せいぜい30Bq/kg程度。それでも少しも体内に入れたくないというひとは食べなければいいと思います。私は安心して大量に摂取してきました。それでも1kgは食べられませんよ~~。

事故放出放射性物質の広域影響に関する検討結果

http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/chousacom/he/hecom_kouikieikyo20110811.pdf

>4.3 月 24 日以降の状況
 3 月 24 日以降は放出率が減少傾向にあり、沈着による大きな影響を与えた可能性は低い
と考えられますが、放射性物質が内陸に向かう状況が3 月24,25,30 日にも発生しています。
3 月末に放射性物質の大気放出が一時増加したと見積もられていることから、宮城県北部や
岩手県南部での稲わら汚染が、3 月 30 日の降水による沈着であった可能性も考えられます。

こんなことは国が発表しなければわからないこと。今の稲わら汚染に関しては明らかに国に非があると思います。積極的に計測だけでもすべきだったと思ってます。それがだめなら警鐘だけでも・・・・残念です。

つくば市独自の米の放射性物質検査について

http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/54/268/009140.html

> 測定結果:放射性ヨウ素(131)・放射性セシウム(134,137)ともに不検出


とりあえずつくば市でも大丈夫とのこと。いよいよ福島県ですねえ。(-人-)

2011年8月13日土曜日

子どもの甲状腺から放射線検出

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110813/k10014892751000.html

>今年3月下旬、福島県いわき市や飯舘村などで、1149人の子どもを対象に甲状腺への被ばく量を調べる検査を行いました。その結果、およそ半数の子どもの甲状腺から放射性ヨウ素による放射線が検出されたということです。


注意することは、このニュースは以前にも報道されています。私のブログでも報告しましたがもうリンク切れになってますね。繰り返し報道するとますます悪化している印象になるかと思いますが3月下旬というもっともピークの時のデータです。できれば現在と比較して発表してもらいたいですね。

2011年8月12日金曜日

陸前高田の薪からセシウム…京送り火で使用中止

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110812-OYT1T00649.htm

もう何もいうことはありません。(T_T)

桃の放射線値:基準値を大幅に下回っています!

http://yasaikensa.cloudapp.net/product.aspx?product=%E3%83%A2%E3%83%A2&category=%E9%87%8E%E8%8F%9C%E9%A1%9E

大好きな桃、産地別に測定しているようです。検出されてもせいぜい30Bq/kg以下。基準値は大幅に下回っています。まあ、食べる食べないは個人が決めることですが、検出機器の誤差範囲といってもおかしくないかも。

京都「大文字」方向転換、陸前高田の薪受け入れ

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/08/12/kiji/K20110812001397160.html

とりあえず まとめページ(京都側)

被災地のものとしては複雑な心境ですね。
今後我々が心配するはずもないレベルの汚染を心配されながら生活していくようになるのか・・・と考えてしまいます。

このことから考えても、不安というのはどこまで行っても不安なんですね。
福島から東京へ避難、東京から関西へ、日本から海外へ・・・
どこまで行ってもこれで大丈夫というものはなく、自分で感じるものでしょう。
やはり自分を強くもって、自分で決め、そしてぶれない心を持つこと以外不安から逃れるすべはないでしょう。

Togetter - 「β線の窓(ガイガーカウンターでの放射線量の正しい計り方)

http://togetter.com/li/136232

ガイガーカウンタは正確に測定しないといたずらに不安を掻き立てる結果になりかねません。こちらをよく読んで正確な測定を心掛けましょう。

館山市・鴨川市・南房総市のお米は出荷・販売できるようになりました

http://www.pref.chiba.lg.jp/annou/press/h23/houshanou-kome-kekka-0811.html

館山市・鴨川市・南房総市のお米には含まれていないことは分りましたが、土壌にどのぐらいあるのかも公表していただかないと、今後我々の周囲の米が出てきた際に大丈夫かどうか予測できません。ぜひ今後は土壌の基準値を策定するために合わせて測定し公表してもらいたいですね。

2011年8月11日木曜日

ポケットガイガーKIT:iPhoneで計測できます

http://www.radiation-watch.org/

う~ん。時間はかかりそう。私は持ってるので買いませんが、3500円は魅力ですね。よろしかったらどうぞ!

さまざまな核種と半減期

http://housyanou.com/picture/image/192032632.jpg

わかりやすくまとまってますね。
今もっともいわれているCs137は物理学的半減期は長いですが生物学的半減期は短いようです。親和性の高い臓器は筋肉一般ですので今の肉牛騒動はもっともです。Puは骨に親和性が高いんですね。

2011年8月10日水曜日

2011年8月8日月曜日

東日本大震災:福島第1原発事故 放射線の測定・除染を急げ 児玉龍彦氏に聞く

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110808ddm012040044000c.html

>--食品の汚染にどう対応すればいいですか。
 ◆最先端技術を使えば、たくさんの食品の汚染を一度に画像で判定できます。こうした分野で日本の技術は世界一です。メーカーに聞くと3カ月でできるという。それなのに政府は何の対策も打っていない。これから、コメや海産物の問題も出てくるでしょう。食の安全を支えるために、最新の測定装置を緊急に開発し、各自治体に多数並べ、流れ作業で検知するといった対策が必要です。

まさしくその通りです。できるだけ早く設置して出口でチェックする必要があると思います。

震災10日後、二度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘

http://www.asahi.com/national/update/0807/TKY201108070330.html

>ところが、注入できた量は21~23日に約24トン、24日は約69トンに激減した。圧力容器の圧力が高まり、水が入りにくくなった可能性がある。

確かにその頃緊迫していた記憶があります。恐ろしい。。。。

2011年8月7日日曜日

基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース 

http://www.aist-riss.jp/main/modules/column/atsuo-kishimoto010.html

おそらくうちの田んぼでとれるコメは100Bq/kg程度と勝手に思ってます。であれば食べても大丈夫か・・・今、周りで古米がずいぶん買い占められているようで・・

「食品と放射能」:いろいろな食品に含まれる放射能のレベルを見ることができます。

http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food/servlet/food_in;jsessionid=2c3076febef3ffbb2123685f594201e423d9?pageSID=491_2c3076febef3ffbb2123685f594201e423d9

たとえば過去の玄米内には20Bq/kg程度の放射能は検出されてたんだなあということがわかります。つまり今回の原発震災前も放射能フリーではなかったということを理解しておくのに便利です。「0」じゃないから危険!ではなく、通常このぐらいなのにこんなに高いから危険!と考えるべきですね。

盛り付けした料理の放射線量が一目でわかる皿

http://rocketnews24.com/2011/05/06/%E7%9B%9B%E3%82%8A%E4%BB%98%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%9F%E6%96%99%E7%90%86%E3%81%AE%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%87%8F%E3%81%8C%E4%B8%80%E7%9B%AE%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E7%9A%BF/

本当に欲しいんですけど・・・しゃれでなく(T_T)

東海テレビ「セシウムさん」問題、各所に余波 民放連会長「あまりにも常識欠いた表現」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110806-00000001-jct-soci

う~ん。よりによって放送するとは・・・JAがCMを止めたりさまざまなところに波及しています。正直言って自虐的に自分たちが冗談を言うことはありますが、確かにほかの地域の人から言われるとがっかりしますね。これが個人的な会話で出てくるといじめになるんでしょうね。

ちなみにiPhoneの修理の件でapple のサポセンに電話して運送会社が取りに来ることになったんですが、最後に住所を伝えたところ、「ところで、そちらは大丈夫なんですか?」と聞かれました。「大変だったですけど、今は大丈夫ですよ。宅配も普通に来てますし・・・」と答えたんですが、もしかしてこれも??

福島大学 放射線に関する取り組み - キャンパス内除染に関する取り組み

http://www.fukushima-u.ac.jp/guidance/top/torikumi-josen.html

福島大学キャンパスでの除染の試みと結果が書かれています。軒並み半分程度になっていますが、それでも依然として高値。また別な方法を考えるべきか?たとえばコンクリート、鉄板で土面を覆うとか・・・とにかく福島で行われる除染実験は注目されています。頑張って!

2011年8月6日土曜日

南相馬市が全域除染へ、避難準備区域解除検討で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110806-00000633-yom-soci

東京大学アイソトープ総合センターが総力をあげて全域除染に臨むということで、これによりいったいどの程度下がるのか!ひいては福島、郡山の除染方法にも影響を与えると思います。注目!

セシウムに汚染されたトナカイ、各臓器の数字

http://twitpic.com/5zrep0

最近セシウムが膀胱に集まって膀胱がんになるという情報がありますが、トナカイでは決して膀胱のみ優位に集まるわけではなく筋肉と同等らしいです。膀胱に集積するとすれば尿として集まるのかもしれません。また各臓器それほど極端な差がないので牛に関しても一か所採取すればいいようですね。たとえば生きたまま耳の一部だけ採取するとかでチェックできませんかねえ。

過去記事のおすすめ

いろいろと書きたいこと、読んでいただきたいことを書いてきましたが、一度おすすめ記事をまとめてみます。


今年の稲作は・・・・


お魚を安全に食べるには?


最も重要なのは家での過ごし方


137Csの日本人成人男性の体内量の推移


「もっとわかる放射能・放射線」


食品と放射能Q&A:消費者庁作 これはわかりやすい!!

測定データで見る「過去の出来事」:50年前はもっともっと汚染されていた!!

ペットボトルによる放射線の遮断作戦

福島&茨城産牛乳がND(不検出)な理由(Togetter):風評被害に注意

水産物のストロンチウム測定結果について

日本人中学生の尿中Cs137

核実験時代と311後の魚の汚染を比較してみた

福島で暮らすということ~小児科医として思うこと:必読!!

がんのリスクの大きさ<何倍程度大きいか>

Mr サンデー: 魚介類の実際の放射線値!

千葉県で上がったマイワシ、マサバ内のセシウム値

福島県内(警戒区域及び計画的避難区域を除く)における生活圏 の清掃活動(除染)に関する基本的な考え

衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響について」 text版

自分なりに理解した100mSv/yの根拠

<福島第1原発>爆発の可能性低い…保安院報告、安全委了承

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000112-mai-soci

ようやくここまで来ましたね。
近くに住んているものとしてはもうずいぶん前から原子炉そのものは落ち着いているんだろうなあとは思っていましたが、それが明らかに発表されると安心です。ここからは原発をどうするかという大事なことを話し合っていかなければならないと思います。

2011年8月4日木曜日

福島県内学校等モニタリング :教職員線量計の分析結果

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/08/04/1307691_0804.pdf

やはり事故当初は高かったようですが7月半ばからは0.04~0.4μSv/hとなっているようです。校内にいる分にはもうほとんど支障ないレベルかもしれません。

自民党はどこで間違えたのか:河野太郎氏ブログより

http://www.taro.org/2011/08/post-1065.php

確かに現在の原子力行政の過ちはどう考えても自民党に非があります。まずはそれをはっきりさせない限り自民党が民主党を責めても正当性が成り立ちません。少なくとも原子力行政に関しては河野太郎氏はぶれずに一貫していて気持ちがいいです。素直に応援したいと思ってます。まずは過去を振り返り、総括しなければこれからの原子力を含めた電力行政を話し合うことさえできないと思います。

自分なりに理解した100mSv/yの根拠

今日山下先生のご講演を聞いてきました。福島県民から「安全デマだ!」とバッシングされているのは分っておりますが、人づてのご講演内容では不正確になると思い、今日の機会を楽しみにしておりました。先生は医師向けと断ったうえで、医学的根拠を示されながらわかりやすくご講演いただきました。またわからないところは素直にわからないとおっしゃいますので同じ医師として主張なさりたいことがとてもよくわかりました。

いくつかはっきりわかったことがあるんですが、とりあえず自分なりに咀嚼し、理解したつもりでいることをいくつか列挙してみます・

1.年間100mSv/yまでの被ばく(内部・外部を合わせて)は安全である。
これはDNAの損傷の速度が修復の速度を下回っているからで、それ以上になると修復が追い付かない・・・と理解しました

2.低線量被ばくであれば子供も大人も同じく安全である
以前にも読んだことがあるんですが、低線量被ばくであれば大人も子供も発癌の程度に変わりなく、被ばくしていない場合と有意差はない。高線量になって初めて子供の方が発癌率が高くなる

3.妊婦に関しても同じで100mSv/yまでは有意差はない

4.結局一番問題になるのは高線量の被ばくをどれだけ受けたかということであり、チェルノブイリでも直後のもっとも高い時期の被ばくが問題であった。

5.そうはいってもできるだけ早く低い値にもどすのは大切であり、除染や食料汚染に関してはしっかり対策するべきである

6.チェルノブイリのあと、危険な地域から安全な地域に疎開は行われた。発癌においても有意差がなかったのに平均寿命が下がったのはそれ以外の死亡が増えたからであり、被ばくのリスクのみを取り上げるとそれ以外のリスクによって生命予後を不良にすることがあるので、総合的に判断すべきである。


私は先生のおっしゃりたいことはよくわかり、100mSv/yの根拠も理解できたのですが、おそらく一般の方々で「そうは言っても通常よりは危ないに決まっている」と思っていらっしゃる方にはなかなか理解することは難しいかもしれないなあとは思いました。私は以前から安全と安心は別のものであり、安心できないのであれば積極的に避難するべきであり、それはあくまで個人で決めるしかないと考えております。私はとりあえず今の状況であれば家族とともここで暮らしていこうと思います。

2011年8月3日水曜日

石川迪夫「危険を唱える人が引退したから、事故が起きた」という本音を、重く受け止めるべき理由

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65738985.html

石川迪夫氏はがちがちの原発推進者です。原発を開発して安全性を確立したと自負しており、自ら茨城県鹿島に家族ともども住んでいる方です。朝生にも推進派筆頭でちょくちょく出演され、「まず安全ありきで危険があるなんて毛頭考えてないじゃないか」と憤慨しながら見た記憶があります。しかしこれを読むと、なるほど、原発事業で徐々にアクセルが踏まれていってブレーキが外れてきたんだなあとわかりました。現場で原子力を開発してきた人にとって原発がなくなるということは過去の自分の打ち込んできたことがすべてなくなるということなんですね。原子力が危険かそうでないかを考えているのではなく、原子力が好きだから開発する、ということなんですね。そしてそうして安全性を見かけ上確保した原子力を受け継いだ今の世代が管理しているから、はなから危険なんてことは考えてないと。営利目的のみで運営されるようになり、開発時にあった「危険」に対する「安全確保」へのシステムがすたれていったんですね。 ただ、いくら氏が強弁しようとも、人間がすること、過ちがないはずがありません。1億分の1でも危険があり、これほどの影響が出るのであればもう原子力発電は行うべきではないでしょう。政治家も安易に学者を利用し、安易にエネルギーを得ようとする考えは見直してほしい。

2011年8月2日火曜日

蒸発式淡水化装置が試運転=汚染水浄化の効率向上へ-福島第1原発

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011080200906

いよいよ浄化装置が出そろってきましたね。循環冷却も順調に進んでるようで、4号機の使用済み燃料プールもずいぶん温度が下がったようです。とにかく汚染水の問題が解決すればさらに進行するでしょう。

福島第一原発 1万ミリシーベルト超が検出された場所は・・・

http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/47076356.html

以前より燃料棒そのものが飛び出してるんじゃないかといわれていました。場所としては作業しているところの裏なので幸いだとは思いますが、処理に時間と技術がかかりそうですね。どうするんだろう??まさしく石棺のような手続き?
最近の報道やネットの情報もそうなんですけど、「危ない!」とか「~~が責任を取るべきだ!」という話ばかりで、前向きな情報は表に出てきません。私としては危ない危ない!ばかりでなく建設的な意見の交換が重要だと思います。

2011年8月1日月曜日

空間線量 0.15マイクロSv/hの水田→玄米のセシウム濃度は60Bq/kg未満

http://twitpic.com/5zbk38

私も田植えしましたが、今年の米を食べられるかどうかってのはすごく大事なことです。というか私と妻だけなら食べちゃうんですけどね。子供たちも食べるとなるとちょっと考えるかも・・・

ちなみに今後どんどん玄米の測定は進んでいくようですよ。

29日大連港で中国海軍の原子力潜水艦で事故が発生し、放射能漏れ

http://news.livedoor.com/article/detail/5747871/

本当かどうかは確認してません。
大連港とはここ

距離はありますが偏西風に乗ってきますからねえ。
やはり原子力は恐ろしい・・・

いわき市の校庭園庭の除染について い​わき市議会7月臨時会の報告:山本健一氏ブログより

http://ameblo.jp/iwaki-yamaken/entry-10971889646.html

なるほど、線引き一つにしてもなかなか決まらないんですね。除染が遅れている理由が何となくわかりました。高い順にやっていけば・・・なんてのは素人の考えなんでしょうね。

野菜や肉の放射線、箱から出さず12秒で測定 富士電機 1時間に段ボール200個分を連続測定

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0EBE29B808DE1E3E2E5E0E2E3E39F9FEAE2E2E2

こういったシステムを活用して効率よく測定していければ最高ですね。