2011年6月1日水曜日

測定データで見る「過去の出来事」:50年前はもっともっと汚染されていた!!

http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food/dekigoto.html#01

よく言われていることですが、1950~60年代は大気内核実検が何度も行われており、世界中とんでもなく汚染されていたそうです。ストロンチウムとセシウムの降下量のグラフをお示しします。これを見ると我々の祖父、父母はそんな環境の中、我々を育ててくれたということがわかりますし、私たちもそれと知らずに現在より高濃度の放射性物質を吸い込み、汚染された食物を食べ、こうして生きているのです。そこから推し量って今のリスクを正確に感覚として認識しなければならないでしょう。

世の中にある危険というのは放射能に限ったことではありません、ちょっと前には化学物質での環境汚染が問題になりましたし、電磁波や騒音、異臭、あるいは経済的困窮なども risk factorの一つです。放射能だけを抜き出し、過剰に怖がることによって、それ以外のriskをしょい込むのはtotalで考えればいいことではありません。

悲しいことですが放射能に汚染されてしまった現在、その中でいかに健康的に生活していくか、私たちがさらに汚染されていた日本で育ってきたように、私たちの父母が育ててくれたように、私たちもこの環境の中で子供たちを育んでいけるように考えるべきでしょう。避難するのも一つの選択肢ではありますが、必ずしもそれがベストとも限らないと思っています。

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