2011年8月15日月曜日

内部被ばくのリスク評価について

http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/Internal.htm

内容は難しそうですが、おそらく結論はここでしょう。

>チェルノブイリでの事故では、事故処理に動員されて大量被ばくしてしまった不幸な犠牲者を除けば、「人々がばったばったと倒れて亡くなっていく」というようなことはおきていない(とぼくは理解している)。 「スウェーデンでガンが増えたかも」という有名なトンデル論文も、「目に見えてガンになる人が増えて大変だ~っ!」と言っているわけではなく、ガンになる人は元々たくさんいるわけで、その人数を詳しく分析して、いろいろな仮定にもとづいて統計処理すると、原発事故の影響が見えるんじゃなかろうか --- と言っているだけなのだ(そして、その結論にはかなりの議論がある)。 一方で、チェルノブイリ事故のあと子供の甲状腺ガンが増えたとき、当初は少なからぬ専門家が事故との関連を認めなかったにもかかわらず後になって因果関係がはっきりしたという教訓も重要だ。 今の段階では万人が認めていなくても、実際には被害があったということが明らかにされる可能性はいつでもあると覚悟しておくべきだろう


そういうことなんですね。そしてデータが増えていけばいくほど新たな発見の可能性は減っていきます。今はそのデータを蓄積している段階。将来の子供を救いたいのであれば実験材料などという自分本位の考え方を変えて、データの解析に協力すべきだと思います。

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