2011年6月9日木曜日

静岡にて福島の今までを考える。

静岡出張中です。ここにはあの有名な浜岡原発があります。菅総理が止めたので現地の人は一安心かと思ってました。
会場に向かうタクシーで運転手さんに聞いてみました。「浜岡原発、止まって一安心でしょ?」「うーん、俺らはいいんだけどね、困ってる人たちもいるんだよね。原発の熱を利用して、養殖してる人たち、大変らしいよ」
そうなんですよね。原発って発電するだけじゃないんですよね。何も無かった田舎に原発がくる事によって、人が住んで、仕事がうまれ、街ができて、もっとたくさんの仕事が出来て、街が大きくなって…もう原発は街そのものなんですよね。
でも、今回、原発というものがなんだったか、私たちは身を持って知る事が出来たんです。原発によって多くのものを失ってはじめて分かったんです。
原発じゃないとダメだっていう人が依然としてたくさんいます。クリーンエネルギーがいいと言うと、「太陽光発電は雨が降ったらダメだ」「水力発電は日照りになったらどうする」「風力発電は風が吹かなかったらダメだろう」
…言ってて矛盾に気がつかないのだろうか?雨が降れば水力発電、天気が良ければ太陽光発電、夜だって風が吹けば風力発電、そして足りないところを火力発電で補えばいい。
せっかくの出張なんですが、そんな事を考えて過ごしてました。

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